やさしい経済解説:マクロ経済&市場展望(Macro & Market Outlook)

やさしい経済解説:マクロ経済&市場展望(Macro & Market Outlook)

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この月刊レポートでは、モンゴルの経済状況、ビジネス環境、資本市場の主な変化を、実際のデータに基づき一箇所にまとめてお届けします。今回の「ナレッジ」コーナーでは、資産担保証券(ABS)について解説します。第一号をぜひご覧ください。

マクロ経済概況

世界各国間で貿易交渉が行われ、米国が当初発表した関税率を下回る設定をしたものの、地政学的な不確実性は依然として高い状態にあります。これに関連し、モンゴル銀行(中央銀行)の金融政策委員会は、2025年9月16日の会合で、政策金利を12%に据え置く決定を下しました。

2026年の経済成長率予測: (※表の詳細は画像に基づきますが、世界銀行の予測などが含まれています)

資本市場(CAPITAL MARKET)

資産担保証券(ABS)発行に向けたローン資産の選定基準

資産担保証券(ABS)の発行に関心をお持ちの非銀行金融機関(NBFI)向けに、主な選定基準をご案内します。 ※ローン資産(主に自動車ローン)の場合:

ローンの組成: 関連規定に基づいて適切に組成され、個別のローンファイル(顧客ファイル)が作成され、標準通りの書類が完備されていること。

契約の適法性: ローン契約が法律に準拠して締結されていること。

所有権の明確化: ローン資産が法的にオリジネーター(元の債権者)の完全な所有下にあり、第三者に対するいかなる義務も負っていないこと。

譲渡性: 法律、契約、またはその他の理由により、フィデューシャリー(信託的)譲渡を伴う第三者への譲渡が禁止または制限されていないこと。

債務の状態: 基準日時点で、主債務者および連帯保証人が負う当該ローンが、過去に発行体に売却されておらず、完済されておらず、かつ債務不履行の状態にないこと。

情報の整合性: ローンパッケージの情報が、元のローン書類の内容と一致していること。

ナレッジ・コーナー(FOR YOUR KNOWLEDGE)

資産担保証券(ABS)とは?

ABS(Asset-Backed Securities)とは、将来得られるキャッシュフロー(収益)を裏付けとした資産パッケージを構築し、特別目的会社(SPC)を設立した上で、公募または私募の形で投資家に提供される証券化金融商品です。

日本語翻訳(記事本文用)

メリット(投資の長所)

安定した収益性: 四半期ごとのクーポン支払(利息受け取り)が可能です。

投資リスクの低減: ローン・ポートフォリオ内の不良債権(NPL)を常に0%に保つ仕組みにより、リスクが抑えられています。

優れた流動性: 短期投資においても高い収益率を期待できます。

新たな資金調達チャネル: 銀行や金融機関にとって、資本市場を通じて資金を調達するための新しい選択肢となります。

優遇税制(税率5%): 株式配当、公開債券(オープンボンド)、および資産裏付証券(ABS)の利息所得に対する税率は5%が適用されます。

マクロ経済の主要指標

モンゴル経済の概況 2024年のモンゴル経済は5.1%の成長を記録しました。この成長を牽引したのは、過去最高を更新した石炭採掘量と、オユトルゴイ地下鉱山の操業本格化に伴う銅生産の増加です。一方で、深刻な冬の自然災害(ズド)の影響により、農業分野の生産は落ち込み、全体の成長を抑制する要因となりました。

2025年第2四半期時点では、経済は5.7%拡大しています。農業セクターの回復が成長を後押しした一方、鉱業セクターの伸びは鈍化し、それに伴い輸送・貿易セクターも縮小傾向を見せるなど、成長に影響を及ぼしています。

詳細な情報は、毎月メールマガジンにてお届けいたします。

マクロ経済、資本市場、ビジネス環境に関して、どのような情報をご希望でしょうか? 皆様のご要望をお聞かせください。

【お問い合わせ先】 Eメール: info@micg.mn 電話: 7220-7744

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